この記事をご覧の方は、以下の疑問をお持ちではありませんか?
- キャバクラでの「裏引き」ってどういう意味?
- 裏引きを誘われてもやめた方がいい?
キャバクラで働く中で、「裏引き」の誘惑にお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、裏引きのリスクや断り方について、以下を解説していきます。
- キャバクラで裏引きが禁止されている理由
- キャバクラで裏引きをするリスク・デメリット
- 裏引きを提案された際の断り方
裏引きの対策を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
キャバクラの裏引きとは
キャバクラの裏引きとは、店舗が定めたサービス以外に、客とキャバ嬢が個人的に交わす金銭のやり取りを指します。
店舗を介さずにやりとりが行われるため、料金やサービス内容に関して、店舗側の管理が及びません。
お店から厳しく禁止されているケースが多く、個人間での取引になるため、トラブルが発生しやすい点も注意が必要です。
お客様から持ちかけて裏引きをするケース、キャバ嬢から裏引きを提案するケースなどがあります。
裏引きをするメリット
裏引きにより、キャストは以下のメリットを享受する場合があります。
- 収入が増える
- 出勤しなくても良くなる
- 選んだお客様とだけ裏引きで会える
裏引きによる報酬は、キャバクラ勤務より割が良い場合が多いです。
そのため、わざわざキャバクラの出勤時間に合わせずとも、お客様と都合を合わせるだけでOK。
また、キャバクラでは来店したお客さんを接客する必要がありますが、裏引きでは特定の人と会うだけで良くなります。
いわゆる「パパ活」に近い働き方のイメージです。
キャバクラで裏引きが禁止されている理由
そんな裏引きですが、キャバクラ業界では厳しく禁止されています。
その理由が、以下の通りです。
- お店の損失につながるため
- トラブルに発展する可能性があるため
- お店への裏切り行為であるため
それぞれ解説していきます。
①お店の損失につながるため
裏引きが成立すると、以下のようにお店の収益が落ちてしまいます。
- お客様からのお金が、直接キャバ嬢へ行く
- 裏引きで稼げるため、キャバ嬢が出勤しなくなる
キャバクラは、キャバ嬢を商品とし、お客様が支払ったお金で成り立つ商売です。
そのため、キャバ嬢とお客様が直接取引をするようになると、キャバクラに利益が出なくなってしまいます。
②トラブルに発展する可能性があるため
裏引きは、キャストとお客様の個人間でのお金のやり取りです。
そのため、以下のようなトラブルに発展する可能性があります。
- お客様:これだけお金を払ったんだから、もっと見返りが欲しい
- キャバ嬢:言っていたのと報酬額が違う、など
お店としては、こういったトラブルは貴重なキャバ嬢を失うことになったり、キャバ嬢から泣きつかれたりすることに繋がります。
とはいえ、実際にお店としてはどうしようもないことがほとんどです。
③お店への裏切り行為であるため
裏引きは、お店への裏切り行為です。
キャバクラはキャストを商品とし、お店側が集客をしたり、黒服がサポートしたりといった環境で成り立っています。
「あのお店は裏引きできる」と噂になれば、お店や他のキャストにも迷惑がかかるでしょう。
裏引きはお店への裏切り行為であり、多くの人に迷惑をかける行為です。
キャバクラで裏引きをするリスク・デメリット
実際に裏引きをした場合、どのようなリスクやデメリットがあるか見ていきましょう。
- 店舗から重いペナルティを受ける
- お客さんからの要求が高くなる
- 他のキャバ嬢やお客さんに噂される
- 犯罪にあたる可能性がある
- キャバ嬢として働けなくなる
それぞれ確認していきましょう。
①店舗から重いペナルティを受ける
裏引きにより、店舗から厳しい処分を受ける可能性があります。
減給や出勤停止、罰金など、収入に著しく打撃を受ける可能性が高いです。
具体的な罰則はお店によるものの、裏引きに対するペナルティは非常に重いものとなっています。
②お客さんからの要求が高くなる
裏引きは個人間のやり取りであるが故に、お客様からの要求がエスカレートしやすい傾向にあります。
もっと会う頻度を増やそうとしたり、体の関係を求めたりなど、独占欲が高まっていくとキリがありません。
こうしたお客様からの要求に答え続けるのは難しく、トラブルに発展する恐れがあります。
キャバクラでストーカー化しやすいお客さん5選!対処法や体験談も解説
③他のキャバ嬢やお客さんに噂される
裏引きをすることで、同僚や常連客から噂されるケースもあります。
噂が広がると、他のキャバ嬢からの協力やサポートを受けにくくなり、新たなお客さんにも悪印象を与えてしまうでしょう。
長期的には、キャバ嬢本人の評価や収入に大きな影響を与えるリスクがあります。
④犯罪にあたる可能性がある
裏引きの行為自体が法的にグレーゾーンとされるケースもあり、場合によっては以下の犯罪行為に該当する可能性があります。
- 背任罪(刑法247条)
- 業務上横領罪(刑法253条)
もしこれらに該当した場合、以下のような罰金や懲役が課されます。
(背任)
第二百四十七条 他人のためにその事務を処理する者が、自己若しくは第三者の利益を図り又は本人に損害を加える目的で、その任務に背く行為をし、本人に財産上の損害を加えたときは、五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
(業務上横領)
第二百五十三条 業務上自己の占有する他人の物を横領した者は、十年以下の懲役に処する。
実際に訴えられるかはお店側のスタンスによりますが、注意は必要です。
⑤キャバ嬢として働けなくなる
裏引き行為により、キャバクラで働けなくなる可能性も高いです。
- 噂がエスカレートし、働きづらくなる
- お店側から解雇される
- 裏引き以降売上が落ち続ける…など
また、業界内の情報共有により、他の店舗からも採用を拒否されるケースが増える恐れも。
このように、裏引きのリスクは非常に大きいため、避けた方が賢明でしょう。
裏引きを持ちかけられた際の断り方
実際にお客様から裏引きを持ちかけられると、断りきれないケースも多いです。
ここからは裏引きの断り方について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
①お店のルールを伝える
裏引きを持ちかけられた際は、お店のルールで厳しく禁止されていると伝えましょう。
罰則が非常に厳しいことを伝えれば、無理に誘う方も少ないはずです。
また、言い方に注意し、冷静かつ丁寧な口調で伝えることも重要。
店舗のルールに沿った説明は信頼性を高め、後からトラブルになった場合にも、自分の言動の正当性を示す証拠となります。
②忙しいことを伝える
裏引きの持ちかけを断るもう一つの方法として、自身の業務の多忙さを理由に挙げる方法があります。
「時間があれば検討できたけど…」というスタンスで拒否できるため、お客様の心象を損ねにくい点がメリット。
昼職をしている方や、キャバクラの出勤日数が多い方は使いやすい断り方です。
断りづらい方は「キャバクラ派遣」がおすすめ
裏引きを断る際、「もしかしたらお客さんを逃してしまうのでは?」と不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
こうしたお客様の誘いを断りつつ、指名され続けるのはなかなか難しい時もありますよね。
そんな方におすすめしたいのが、キャバクラ派遣で働くことです。
キャバクラ派遣は、派遣会社を通じて様々な店舗で働くため、以下のようなメリットがあります。
- ノルマや罰金などのストレスがない
- 営業LINEや営業電話の負担がない
- キャスト間のいじめや派閥争いなどに巻き込まれない
- キャバクラならではの高時給が期待できる
- シフトを自分のペースで入れられる
- 爆弾が起きるリスクが低い
- 裏引きを断りやすい
派遣は基本的に単発ですので、指名客の管理を気にする必要はありません。
つまり、裏引きなども無理なく断ることができます。
毎日のように出勤し、ノルマをしっかり達成できるキャバ嬢にとっては、普通に勤務した方が高収入が期待できるかもしれません。
しかし、メリハリをつけて稼ぎたい方や、マイペースに収入を得たい方には、キャバクラ派遣が圧倒的におすすめですよ。
まとめ
今回はキャバクラの「裏引き」に関して解説しました。
裏引きは金銭面でのメリットが大きいですが、以下のようなリスクがあるのも事実。
- 店舗から重いペナルティを受ける
- お客さんからの要求が高くなる
- 他のキャバ嬢やお客さんに噂される
- 犯罪にあたる可能性がある
- キャバ嬢として働けなくなる
こうしたトラブルを避け、安心して働きたい方には、キャバクラ派遣がおすすめですよ。