本記事をご覧のあなたは、こんな疑問をお持ちではありませんか?
- そもそも「コール」ってどういう意味?
- どんなコールがウケるの?実際どう使えばいいの?
キャバクラで働いていると、お客様を盛り上げる「コール」の場面に出くわす機会は多いものの、実は意味や種類をしっかり理解していない…そんな方も少なくないはず。
なんとなくノってるだけではもったいない!
コールは、お客様との距離を縮めて売上に直結する「武器」にもなります。
そこで本記事では、キャバ嬢として知っておきたい「コール」について、以下のポイントからわかりやすく解説していきます。
- コールの意味と種類
- 定番&トレンドのコール実例
- 盛り上げ方のコツと注意点
場を盛り上げて指名や売上につなげたいキャバ嬢は、ぜひ最後までチェックしてください。コールはあなたの強い味方になります。
キャバクラの「コール」とは?意味と種類をわかりやすく解説
コールは、ただの掛け声ではなく“接客スキルの一部”。
上手に使いこなせば、お客様のテンションが上がり、場の空気も良くなります。
ここでは、キャバクラでよく使われる4種類のコールについて解説します。
- 飲ませて盛り上げる「飲みコール」
- スタッフを呼ぶ「オーダーコール」
- 時間を伝える「タイムコール」
- 特別感を演出する「イベント系コール」
① お酒を飲ませるための「飲みコール」
もっとも定番なのが「飲みコール」。
お客様やキャストにお酒を楽しく飲んでもらうための掛け声で、テーブルの雰囲気を一気に盛り上げる効果があります。
「飲んで飲んでコール」「参勤交代コール」など、パターンは豊富で、誰でも覚えやすいのが特徴です。
苦手な人も手拍子だけでもOK。とにかく「ノリ」が大事です。
② スタッフを呼ぶ「オーダーコール」
注文の際にスタッフを呼ぶ掛け声も「コール」の一種。
たとえば、
のように、明るくハキハキした声でテンポよく言うのがポイント。
お店の雰囲気を壊さず、気持ちよく通る声が求められます。
慣れてくると、自然に「場を回せるキャスト」という印象にもつながります。
③ 時間管理に使う「タイムコール」
キャバクラでは、基本的に1セット〇〇分(例:60分)という時間制。
終了が近づくと、スタッフから「お時間10分前です〜」とコールが入ります。
この「タイムコール」に合わせて、お客様に延長を提案するのもキャバ嬢の大事な役割。
「もう少し一緒にいたいな〜♡」という一言が、売上にも直結するチャンスになります。
④ イベントに使う「シャンパン・バースデー・ウェルカムコール」
誕生日や初来店、シャンパンが入ったときに行うのが「演出系コール」。
- シャンパンコール:
高額ボトルを華やかに演出 - バースデーコール:
誕生日祝いで特別感を演出 - ウェルカムコール:
新規のお客様に歓迎の気持ちを伝える
これらのコールは「お店の格」を表す演出でもあるため、キャスト全員でしっかり揃えることが重要です。
自分の存在感をアピールする絶好の機会でもあるので、積極的に参加してみましょう。
初心者向け!定番コール12選と使い方
「コールは苦手…」「何を言えばいいのか分からない」
そんな初心者キャバ嬢でも安心して使える、定番の飲みコールを12個厳選しました。
どれも現場でよく使われていて、すぐにマネできるものばかり。
まずはお気に入りのひとつを覚えて、手拍子&笑顔で乗るところから始めましょう。
① いい波乗ってんね〜コール
「〇〇(名前)!今日も〜!いい波乗ってんね〜〜〜!」とリズムよく連呼するコール。
テレビやSNSで見たことがある人も多く、ノリやすさ&使いやすさは抜群です。
② 飲んでなくない?WOW WOWコール
「〇〇飲んでなくない!?WOW WOW!」と、お客様のグラスを見て煽るタイプのコール。
場が静かになったときの“つなぎ”としても使いやすいです。
③ いい男・いい女コール
「いい男!いい女!どうでもいい男〜!」とユーモア全開で煽るコール。
仲良くなってきたタイミングで入れるとウケがいいパターンです。
④ 言いたいことは飲んでから言えコール
「言いたいことは〜?飲んでか〜ら言え!」と繰り返すコール。
しゃべろうとするお客様にかぶせると、笑いも生まれて◎です。
⑤ ちょい残しコール
グラスに少しでも残っていればOK!
「ちょい残し!ちょい残し!ちょい残し!」と連打する定番のコールです。
飲み残しをしっかり処理させる(笑)目的で使われます。
⑥ 飲みたくてコール
ゴールデンボンバーの『女々しくて』に合わせて、
「飲みたくて〜飲みたくて〜〇〇が飲む〜!」と歌うカラオケコール。
カラオケとセットで使うと笑いが起きやすいです。
⑦ もう一杯が聞こえないコール
飲み終えたお客様に向かって、
「もう一杯が聞こえな〜い!」とひたすら繰り返す攻撃系コール。
場が乗ってるときに入れると自然におかわりが入りやすくなります。
⑧ ちょっといいとこ見てみたいコール
「〇〇のちょっといいとこ見てみたい!」と手拍子と一緒に煽るスタンダードなネタ。
お客様が飲み始めたら「いっき!いっき!」と盛り上げましょう。
⑨ 飲んで飲んでコール
大学生から夜職まで幅広く使われている、超王道ネタ。
「の〜んで飲んで飲んで!飲〜んで?」のリズムが覚えやすい!
困ったときに使える万能型です。
⑩ 参勤交代コール
「参勤交代!江戸!江戸〜!いっきいっきいっき!」と歴史ネタ×テンション系の混合型。
テンポが速いので、勢いで押し切るスタイルです。
⑪ いきましょう参りましょうコール
最近人気急上昇の定番スタートコール。
「いきましょう参りましょう!ぐ〜っとぐっと参りましょう〜!」で乾杯の後押しにピッタリ。
⑫ 直瓶いけるか〜?コール
ボトルを直接口に運ぶときの“映え”コール。
「ちょっちょっ直瓶〜!直瓶いけるか〜!?」と煽ることで、場の盛り上がりを一気に加速できます。
最近のトレンド!SNSで話題の最新コール7選
TikTokやInstagramなどのSNSをきっかけに、一気に人気が広がった「トレンドコール」が続々と登場しています。
定番コールよりもテンポやノリが個性的で、「この子、わかってる!」と思わせやすいのもポイント。
SNSネタは若いお客様にもウケやすいので、状況に応じて使ってみてください。
ここでは、今現場で使える7つの流行コールを紹介します。
① ミッキーマウスが参ります
「いきま〜す!参りま〜す!ミッキーマウスが参りま〜す!」と、声真似しながら繰り返すネタ系コール。
ミッキー風の高い声でやるのがルール。
場が緩んだ瞬間に入れると爆笑が取れます。
② リオデジャネイロ
「〇〇の喉ぜんぜん潤ってねえじゃん!サンバ!ルンバ!リオデジャネイロ!」
リズム感とノリの良さで一気に盛り上がるネタ系コール。
あえて雑なノリがウケるコールなので、堅苦しい空気も一掃できます。
③ 俺の未来心配コール
「乾杯!お○ぱい!チェリーパイ!俺の未来心配〜!」
韻を踏んだフレーズで畳み掛ける、TikTok発の人気コール。
ノリとスピード感が重要で、ギャル系キャバ嬢との相性◎です。
④ ギャルが集まる109コール
「ギャルが〜集まる109〜!最新歯ブラシ毛先がキュッ!」
続けて「スネ夫の髪型毛先がキュッ!」など、「キュ」で終わるネタを即興でつなげていくスタイル。
センスが問われる分、笑いも取りやすい高度な一発です。
⑤ マチュピチュコール
「いただきマチュピチュ〜!空中都市〜!」という謎テンションコール。
続けて「見せて見せて〜!」とリピートしながら煽ります。
意味不明な勢いで押し切るタイプのネタで、内輪ウケにも◎。
⑥ 2杯飲むシステム
「1杯飲んだやつが〜?2杯飲むシステム〜!」
テンポよく繰り返すことで、謎の説得力が出るのが面白ポイントです。
⑦ わさわさベイベーコール
「〇〇が飲むってウーワーサー?わさわさベイベー!わさわさフーフー!」
音感と響き重視のリズムネタ。
元ネタを知らなくても自然と乗れてしまうので、誰でも使いやすいのが特徴。
コールを成功させるためのマインドセットとコツ
どんなに人気のコールを知っていても、盛り上がらなければ意味がありません。
実際の現場では、「誰がやるか」「どうやるか」で盛り上がり度が大きく変わります。
ここでは、初心者キャバ嬢でもすぐに使える、コール成功のためのポイントを3つに絞って解説します。
- テンションは「ちょっとだけオーバー」に
- コール中のアイコンタクトを意識する
- リズム・トーン・手拍子が盛り上げのカギ
① テンションは「ちょっとだけオーバー」に
普段の自分よりも「1.2倍」くらい明るく、大きめの声を意識すると、コールが断然通りやすくなります。
恥ずかしさを捨てる必要はありません。
「この場を盛り上げるための役割」と割り切ることで、自然とテンションも上がっていきます。
周りに合わせるのではなく、「自分が場の中心にいる」意識を持ってみましょう。
② コール中のアイコンタクトが鍵
声や手拍子も大事ですが、一番盛り上がるのは「人と人のつながり」です。
コールをかける相手の目を見て、ニコッと笑うだけで、お客様は「この子ノってくれてる!」と感じます。
逆に、目が泳いでいたり下を向いていると、場が一気にしらける原因に。
③ 「声のトーン」「手拍子」「テンポ」を意識する
基本のコールは手拍子とテンポが命。
速すぎず遅すぎず、周囲と合わせながらリズムよく進めましょう。
また、声のトーンは「高め・明るめ」が基本。
お客様の声にかぶせず、引っ張るようなトーンで“巻き込み型”の空気を作るのがコツです。
回数をこなせば、必ず「自分らしい盛り上げ方」が見つかります。
飲みコールの注意点3つ!無理強いは絶対にNG
コールは、あくまで場を楽しく盛り上げるための“演出”です。
でも、やり方を間違えると、空気が悪くなったり、トラブルにつながることもあります。
ここでは、コールを使うときに絶対に気をつけたい3つのポイントを解説します。
- 相手の様子をよく見て判断する
- お酒が弱い人には絶対に無理をさせない
- トラブルが起きたときは即座に対応する
① 相手のペースを尊重する
お客様がノリノリならいいですが、明らかにテンションが低い・酔っている・疲れていると感じたら、コールは控えるのがマナー。
無理に盛り上げようとすると逆効果。
空気が読めないと思われてしまうリスクがあります。
コールは押し付けるものではなく、「巻き込む空気」をつくるもの。相手のリアクションをしっかり観察しましょう。
② お酒が弱い人には配慮を忘れない
キャバクラは飲みの場ですが、すべての人が酒豪なわけではありません。
中にはアルコールに弱い方や、体調の悪い方もいます。
飲ませることが目的ではなく、「飲む空気を楽しんでもらう」ことが大事。
水やノンアルで乾杯してもらうのも全然アリです。
お客様の「無理しなくていい」を引き出せると、信頼度もアップします。
③ 万が一のトラブルには冷静に対応
もし飲みすぎてしまったお客様が体調を崩したり、場が乱れた場合は、
「すみません」「お水持ってきますね」など、落ち着いて対応することが大切です。
スタッフとの連携も忘れずに。
「この子、気が利くな」と感じてもらえるチャンスにもなります。
まとめ
キャバクラのコールは、盛り上げるだけでなく、お客様との距離を縮めるコミュニケーションの手段です。
最初は恥ずかしくても、手拍子や笑顔から少しずつ始めれば大丈夫。
慣れてくれば、自然と売上や指名にもつながっていきます。
- 盛り上げ役になれる
- 会話のきっかけが増える
- 印象に残りやすくなる
しかし、もし「今の働き方がしんどい」「人間関係に疲れた」と感じているなら、キャバクラ派遣という選択肢もアリ。
ノルマや上下関係に縛られず、自分のペースで働けるから、心にゆとりを持って続けられますよ。