本記事をご覧の方は、次のような疑問をお持ちではありませんか?
- ドリンクバックってどのくらいもらえるの?
- どうやったらドリンクバックを増やせる?
- お店によってドリンクバックの金額は違うの?
キャバクラで働く上で、「時給以外の収入も増やしたい」「ドリンクバックで効率よく稼ぎたい」と思うのは当然のこと。
でも、ドリンクバックの仕組みや相場を詳しく知らずに、なんとなく働いているという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、「キャバクラのドリンクバック」について、以下のポイントを中心にわかりやすく解説していきます。
- ドリンクバックの基本知識と相場
- ドリンクバックを増やす実践テクニック
- お店による制度の違いと選び方
売上を増やしたいキャバ嬢、あるいはドリンクバックについて詳しく知りたい方も、ぜひ参考にしてみてください。
ドリンクバックとは?基本知識を解説
ドリンクバックとは、お客様がキャバ嬢にドリンクをおごってくれた際に、その売上の一部がキャバ嬢の収入として還元される仕組みのことです。
時給とは別に支払われる歩合制の収入で、多くのキャバ嬢にとって重要な収入源の一つとなっています。
ここでは、ドリンクバックの基本的な仕組みについて詳しく見ていきましょう。
- ドリンクバックの計算方法
- 支払いのタイミング
- 一般的な相場
- 税金の扱い
- ノルマとの関係
①ドリンクバックの計算方法
ドリンクバックは、お客様がドリンク代として支払った金額の一定割合がキャバ嬢に還元される仕組みです。
例えば、1,000円のカクテルにドリンクバック500円が設定されている場合、お客様が1杯注文するたびに500円の収入が発生します。
計算は非常にシンプルで、「ドリンク杯数×ドリンクバック単価」で求められます。
②支払いのタイミング
ドリンクバックの支払いタイミングはお店によって異なります。
主なパターンは以下の通り。
- 週払い:週末にまとめて支払い(最も一般的)
- 月払い:月末の給料と一緒に支払い
- 半月払い:月2回に分けて支払い
多くのお店では週払いか月払いが基本で、その日にすぐもらえる日払いのお店はほとんどありません。
③一般的な相場
ドリンクバックの相場は、お店の規模やレベルによって異なります。
お店タイプ | ドリンクバック相場 | 特徴 |
---|---|---|
小規模店 | 100円〜200円 | アットホーム・地域密着 |
一般的なキャバクラ | 100円〜300円 | ドリンク一律1,000円設定が多い |
高級店 | 200円〜300円 | 上質なサービス・客層 |
多くのお店ではドリンクを一律1,000円で設定しており、種類に関係なく同じバック金額になることが一般的です。
④税金の扱い
ドリンクバックも所得として扱われるため、税金の対象になります。
年間所得が一定額を超える場合は確定申告が必要になるので、ドリンクバックの記録もしっかり残しておくことが大切です。
⑤ノルマとの関係
お店によっては「月○杯以上」のドリンクノルマが設定されている場合があります。
ノルマを達成できない場合は罰金が発生することもあるため、入店前にノルマの有無や条件を確認しておきましょう。
ドリンクバックの種類と相場
ドリンクバックは、ドリンクの種類によって大きく2つに分けられます。
多くのお店では通常のドリンクは一律1,000円で設定されており、種類に関係なく同じバック金額になることが一般的です。
- 通常ドリンク(一律設定)
- 高単価ドリンク(ボトル・シャンパン)
①通常ドリンク(一律設定)
ビール、ハイボール、カクテル、ワインなどの通常ドリンクは、多くのお店で一律料金・一律バック設定になっています。
お店タイプ | ドリンク料金 | バック金額 |
---|---|---|
小規模店 | 1,000円 | 100円〜200円 |
一般的なキャバクラ | 1,000円 | 100円〜300円 |
高級店 | 1,000円〜1,500円 | 200円〜300円 |
ビールでもカクテルでもワインでも同じバック金額のため、お客様の好みに合わせて自由に提案できるのがメリットです。
②高単価ドリンク(ボトル・シャンパン)
ボトルキープやシャンパンなどの高単価商品は、通常ドリンクとは別の高額バック設定になっています。
商品種類 | バック率 | 特徴 |
---|---|---|
ボトル焼酎・ウイスキー | 販売価格の10〜30% | 継続来店につながる |
シャンパン(手頃) | 販売価格の10〜30% | お祝い・記念日に最適 |
シャンパン(高級) | 販売価格の10〜30% | 特別な日・VIP客向け |
例:10,000円のボトルなら1,000円〜3,000円のバックとなり、一度の注文で大きなバックが期待できる反面、お客様の負担も大きいため、タイミングと関係性が重要です。
ドリンクバックを増やす実践テクニック
ドリンクバックを効率的に増やすには、ただ「飲んでください」と言うだけでは不十分。
お客様に自然かつ気持ちよく注文してもらえるテクニックを身につけることが、売上アップの鍵となります。
- 自然なドリンクおねだりをする
- 高単価ドリンクも狙う
- 本指名客との関係性も活用する
①自然なドリンク提案をする
タイミングが全てと言っても過言ではありません。
例えば、以下でおねだりするだけでも、ドリンク注文率がアップします。
- 話が盛り上がった時:「記念に乾杯しませんか?」
- お客様が良い気分の時:「今日は楽しいですね!」
ドリンクおねだりの際は、最適なタイミングを見極めましょう。
②高単価ドリンクも狙う
押し売り感を出さずに、自然に高単価ドリンクを提案しましょう。
- お客様と出会ってから区切りの記念日
- お客様の誕生日や昇進などの祝い
- キャストの誕生日など
「一緒に」「お祝い」というキーワードで特別感を演出するのがコツです。
③本指名客との関係も活用する
本指名のお客様にはより親しみやすい方法でアプローチできます。
キャバクラのドリンクバック以外のバック制度
キャバ嬢の収入は時給とドリンクバックだけではありません。
様々なバック制度を理解して活用することで、大幅な収入アップが期待できます。
- 本指名バック
- 場内指名バック
- 同伴バック
- アフターバック
- 延長バック
- ボトルキープバック
- 売上バック(歩合)
- イベントバック
- 紹介バック
- 出勤バック
①本指名バック
本指名を獲得した際に支払われるバック。キャバ嬢の最重要収入源の一つです。
②場内指名バック
フリー客から場内指名を受けた際のバック。新規開拓の成果です。
③同伴バック
営業開始前にお客様と食事などをする同伴に対するバック。
④延長バック
お客様がセット時間を延長した際に支払われるバック。
⑤ボトルキープバック
お客様がボトルキープをした際に支払われるバック。高額な収入源です。
⑥売上バック(歩合)
月間売上に応じた歩合制のバック。トップキャストほど恩恵が大きい。
⑦イベントバック
誕生日やクリスマスなどの特別イベントでもらえるバック。
⑧紹介バック
新しいお客様を紹介した際のバック。営業力が問われます。
⑨出勤バック
規定日数以上出勤した際のボーナス。安定した働き方を評価。
キャバクラのドリンクバックに関するよくある質問(Q&A)
最後に、キャバクラのドリンクバックに関するよくある質問をご紹介します。
Q1: ドリンクバックの相場はどのくらいですか?
A1: 通常のグラスドリンクで100円〜300円程度、ボトル・シャンパンで販売価格の10〜30%程度が一般的です。店舗の規模や地域によって異なります。
Q2: フリー客やヘルプでもドリンクバックはもらえますか?
A2: 基本的には本指名時のみドリンクバックが付きますが、お店によってはフリー客やヘルプでもバックが付く場合があります。事前に確認しておきましょう。
Q3: 体験入店でもドリンクバックはもらえますか?
A3: 体験入店ではドリンクバックが付かないケースが多いです。ただし、お店への貢献度をアピールするためにも積極的に接客することが大切です。
Q4: ドリンクを勧めるのが苦手なのですが…
A4: 直接的に「飲んでください」と言うのではなく、「一緒に乾杯しませんか?」など自然な流れで提案することから始めてみましょう。お客様への気遣いとして伝えるのがコツです。
Q5: ドリンクを断られた時はどうすればいいですか?
A5: 1〜2回程度であれば冗談混じりに再度お願いしても構いませんが、しつこくならないよう注意が必要です。断られた場合は潔く諦めて、他の接客に集中しましょう。
Q6: ドリンクノルマがあるお店は避けるべきですか?
A6: 一概には言えませんが、ノルマの内容と罰金制度をしっかり確認することが大切です。適度なノルマは目標設定になりますが、厳しすぎる場合は負担になります。
Q7: ボトル・シャンパンのバックはなぜ高いのですか?
A7: ボトル・シャンパンは販売価格の10〜30%がバックとして支払われる割合制のためです。例えば10,000円のボトルなら1,000円〜3,000円のバックになり、基本的に本指名キャストのみに適用されます。
まとめ
ドリンクバックは、キャバ嬢にとって重要な収入源の一つです。
適切な知識とテクニックを身につけることで、時給以外の収入を大幅に増やすことができます。
しかし一方で、「ドリンクを勧めるのがストレス」「ノルマがプレッシャー」「お客様に申し訳ない気持ちになる」と感じている方も少なくありません。
そんな方には、ドリンクバックのプレッシャーが少ないキャバクラ派遣という選択肢があります。
派遣なら、以下のようなメリットがあります。
- 様々なお店のドリンクバック制度を体験できる
- ノルマのプレッシャーが少ない
- 働いた分は日払いで即収入、安心して働ける
ドリンクバックは重要な収入源ですが、「バック稼ぎに追われる」必要はありません。
自分に合った働き方を選ぶことで、無理なく自然体でドリンクバックも含めた収入アップを目指せますよ。