キャバクラの「友達営業(友営)」はどんなスタイル?色恋との違いは?

キャバクラ

この記事をご覧の方は、以下の疑問をお持ちではありませんか?

  • キャバクラの「友達営業」ってどんな営業スタイル?
  • どんな人に向いている?メリットや注意点は?

キャバクラで働くにあたり、「友達営業」の詳細に関して疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、友達営業の概要やメリット・注意点について、以下を解説していきます。

  • キャバクラの「友達営業」とは
  • キャバ嬢が友達営業をするメリット・デメリット
  • 友達営業を成功させるコツ

自分に合ったスタイルで営業成績を上げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

キャバ嬢の「友達営業」とは

キャバクラ業界において「友達営業」とは、キャバ嬢があたかも長年の友人のようにお客様と接し、自然体で会話を楽しむ営業手法。

お客様との関係を友人関係に近い感覚で築くことで、より長期的なリピーターの獲得を狙う戦略です。

色恋営業との違い

一方で、色恋営業は恋愛感情を抱かせてリピーターを獲得する手法です。

友達して長期的な関係を築く「友達営業」とは、以下のような違いがあります。

項目 色恋営業 友達営業
基本スタイル 恋愛感情を抱かせる営業スタイル 友達のように親しみやすい営業スタイル
お客様の扱い 恋人のように接する 友達や仲間のように接する
会話内容 甘い言葉や好意をほのめかす 砕けた会話や冗談が多い
距離感 密着度が高めで、特別感を演出 フレンドリーだが一定の距離を保つ
アフターの誘い 恋愛感情を利用して誘うことが多い 気軽に飲みに行くノリで誘うことが多い
リピーター獲得 恋愛感情を利用して長期的に通わせる 友達感覚で楽しませ、気軽に来てもらう
デメリット 本気にされるとトラブルになる可能性も 他のキャストとの差別化が難しい
向いている客層 恋愛に飢えている人、疑似恋愛を求める人 ワイワイ楽しみたい人、ノリがいい人

色恋営業はトラブルに発展するリスクや、恋愛感情をコントロールする点が難しいものの、客単価やリピーターを増やしやすい点が大きなメリットです。

一方で友達営業は、売上を劇的に高めるのが難しいですが、管理の大変さやリスクは少ないと考えられます。

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友達営業のメリット

ここからは、友達営業のメリットについて見ていきましょう。

  • 管理ストレスを抑えられる
  • 長期的に顧客を抱えられる

それぞれ解説します。

①管理ストレスを抑えられる

友達営業は、色恋営業などの他のスタイルと比較し、ストレスが少ないのが特徴です。

例えば、色恋営業では以下のような負担があります。

  • 恋愛の駆け引きをずっとする必要がある
  • 営業LINEにも力を入れる必要がある
  • 複数の顧客間で、それぞれの言動をバレないようにする必要がある
  • etc

しかし、友達営業にはこうした負担はありません。

お客様に対して裏表を使い分ける必要はなく、基本的にカジュアルな関係性を築くことができます。 

②長期的に顧客を抱えられる

色恋営業は、以下のようなきっかけでお客様の離反リスクがあります。

  • 恋愛ごっこであると感じた
  • 他のお客にも同じ対応をしていることに気づいた
  • 実際は本命の彼氏がいると知ってしまった、など

どんなに頑張って育て上げた太客も、こうしたきっかけで失ってしまうことがあります。

しかし、友達営業は恋愛感情で期待させることがないので、失望されることもありません。

一度育てたお客と、長期的に関係を続けていける点は大きなメリットです。

友達営業のデメリット

続いて、友達営業のデメリットについてご紹介します。

  • 客単価が低くなる
  • リピート率が低くなる
  • 難易度が低いわけではない

それぞれ確認していきましょう。

①客単価が低くなる

友達営業は、顧客との関係が友人感覚に寄るため、色恋営業に比べて追加の指名料やドリンクバックなどの収入が期待しにくくなります。

安定した収入を確保するためにはより多くの顧客を維持する必要があるため、結果的に負担が増大する恐れがあるでしょう。

顧客ごとに営業スタイルを使い分けるなどの工夫も求められます。

②リピート率が低くなる

キャバクラに来る顧客は、少なからず擬似恋愛を楽しみたいと考えていることが多いです。

そのため、友達として接するスタイルだと、その場は楽しくても、再来店するきっかけにはなり得ない場合があります。

色恋営業と比較し、「もう一度あの子に会いたい」とは思われるのは難しいでしょう。

③難易度が低いわけではない

キャバクラのメインとなる客層は、疑似恋愛を楽しみたい人たちでしょう。

それに対し、うまく友達として関係値を構築していくのは難しく、そもそも刺さる客層をしっかり見極める必要もあります。

友達営業は、必ず指名客を獲得できるほど簡単なわけではありません。

全ての客に対し友達営業を仕掛けるのではなく、特定の客に対して使い分けるなどの工夫が必要です。

友達営業を成功させるコツ

メリット・デメリットがある友達営業ですが、成功させるためのコツは以下の通りです。

  • 「本当の友達」でないことを意識する
  • 色恋要素を出さない
  • おねだりは最初のうちにする

それぞれ解説していきます。

①「本当の友達」でないことを意識する

友達営業とはいえ、あくまで「営業」なので、お客様と本当の友達のように接しすぎるのは避けるべきです。

フランクな雰囲気を作るのは大事ですが、馴れ馴れしすぎたり、失礼な態度にならないように気をつけましょう。

あくまでお客様として適度な敬意を持ちつつ、フレンドリーな接し方を意識することが大切です。

②色恋要素を出さない

友達営業の基本は、「仲のいい飲み仲間」や「話しやすい女性」というポジションをキープすることです。

色恋営業のように「○○さんが一番好きです」「もっと会いたいな〜」といった発言をすると、色恋だと勘違いされて方向性がブレてしまいます。

また、過度なボディタッチや甘えた態度も控えめにしたほうがよいでしょう。

少しでも色恋っぽい雰囲気を出すと、お客様が「ワンチャンあるのかも?」と思い込んでしまい、後々のトラブルにつながることもあります。

程よい距離感を保ちながら、気軽に飲める関係を作ることが大切です。

③おねだりは最初のうちにする

友達営業は、関係が長くなるほど「ただの飲み友達」になりやすい営業スタイルです。

最初のうちにドリンクやボトルをお願いする流れを作っておかないと、関係性が濃くなるにつれ、おねだりしづらくなります。

最初のうちは、「乾杯しましょう!」や「今日は何飲もうかな?」と自然な形でドリンクを頼むのがポイント。

また、同伴等も早い段階で誘っておかないと、流されやすくなることが多いので注意しましょう。

友達営業が向いていないキャスト向けの営業スタイル

友達営業は、全てのキャストに向いているわけではありません。

他の営業スタイルとして、以下が挙げられます。

  • 色恋営業
  • 飲み営業
  • 枕営業
  • オラオラ営業
  • 病み営業
  • 本彼営業
  • イチャイチャ営業
  • 小悪魔営業
  • アイドル営業

友達営業が向いていないキャストには別の営業スタイルがあるため、自分の個性や強みに合った方法を選びましょう。

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キャバクラの友達営業の体験談

ここからは、キャバクラの友達営業に関する、キャバ嬢の実際の体験談をご紹介します。

①気軽なノリがハマって常連化!

私はお酒も好きだし、お客さんとワイワイ話すのが得意だったから、自然と友達営業のスタイルになった。

ある日、30代のサラリーマンのグループが来店。最初は「キャバクラって緊張するな〜」なんて言ってたけど、私が「え、こっちも緊張するんですけど(笑)」と軽くツッコんだら、すぐに打ち解けて、楽しく過ごせた。

その日がとにかく盛り上がったから、それからも気軽に通ってくれるように。恋愛感情を利用しなくても、楽しい空間を作ることでリピーターを掴めるのが、友達営業のいいところだと思った!

②ただの飲み仲間になってしまい売上に繋がらない

友達営業は、お客さんとの距離が近くなりすぎて、本当に「ただの友達」みたいになってしまうことも…。

新規客についた時、ドリンクを頼んでくれなかったり、場内指名を入れてくれなかったりすることはしょっちゅうで。ただ楽しいだけで終わることが増えてしまい、気づけば売上が全然伸びない状態になってた。

最終的には「お店だからこそ楽しめる関係」を意識して、少しだけ甘えたり、友達のスタンスは崩さずに「今日は〇〇飲んでもいい?」と軽くおねだりするようにしたら、ようやく売上に繋がった。

楽しいだけでは仕事にならないと痛感した経験だった。

キャバクラで働く際は「キャバクラ派遣」がおすすめ

キャバクラで働く際は、「キャバクラ派遣」で働くのがおすすめです。

キャバクラ派遣とは、登録した派遣会社を通じて、様々なキャバクラ店舗で働くスタイルのこと。

一つの店舗に固定されるのではなく、働きたい日や時間、店舗を選んで自由に仕事をすることができます。

具体的には、以下のメリットが挙げられます。

  • シフトの自由度が高い
  • 様々な店舗を経験できる
  • ノルマや罰金などのプレッシャーがない
  • 人間関係のストレスが少ない
  • 指名客を管理する必要がない
  • etc

単発で指名客を管理する必要がないため、営業スタイルに悩む必要なく接客に集中することができますよ。

キャバクラで働く際は、ぜひキャバクラ派遣を利用してみてください。

まとめ

今回は、キャバクラの「友達営業」について解説しました。

友達営業は、色恋営業と比較してリスクや負担が少ないものの、以下のようなデメリットがあります。

  • 客単価が低くなる
  • リピート率が低くなる
  • 難易度が低いわけではない

結果、指名客の管理が難しく、安定した売り上げを出すのが難しいです。

キャバクラのノルマなどを負担に感じる方は、ぜひ「キャバクラ派遣」で働いてみてくださいね。

ノルマや指名客の管理が必要なく、あなたらしい営業スタイルで働くことができますよ。

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