この記事をご覧の方は、以下の疑問をお持ちではありませんか?
- キャストが抑えるべきマナーはどんなものがある?
- キャバ嬢がマナー違反したらダメ?
キャバクラで働くにあたり、テーブルマナーやエチケットに疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事ではキャバ嬢向けに、キャバクラでのマナーについて解説していきます。
- 【シーン別】キャバクラのテーブルマナー
- キャバクラでマナー違反をするデメリット
- キャバクラのマナーに関する体験談
マナー違反をしたくないキャストは、ぜひ参考にしてみてください。
【シーン別】キャバクラのテーブルマナー
まずは以下のシーン別に、キャバクラで気をつけるべきマナーやエチケットについて解説していきます。
- 挨拶時のマナー
- おしぼりに関するテーブルマナー
- たばこ・灰皿に関するテーブルマナー
- お酒に関するテーブルマナー
- ヘルプ時のマナー
- お会計時のマナー
それぞれ確認していきましょう。
①挨拶時のマナー
お客様との最初の接点は「挨拶」です。
第一印象が良ければ、その後の会話や場の空気もスムーズに進みます。
以下のポイントを意識しましょう。
- 席についたら笑顔で「こんばんは」「よろしくお願いします」
- お客様の目を見て話す
- 「いただきます」「ありがとうございます」「ご馳走様です」を言う
無愛想だったり目を合わせない態度は、それだけでマイナス印象に。
逆に、緊張していても、明るい挨拶を意識するだけで印象は大きく変わります。
その上で、ドリンクを入れてもらった時は、「いただきます」「ありがとうございます」などの挨拶もしっかり言うことが重要。
テーブルを離れる際も「ありがとうございました」「ゆっくりしてください」など挨拶をし、笑顔でその場を離れましょう。
②おしぼりに関するテーブルマナー
キャバクラでは、以下のタイミングでおしぼりを渡します。
- お客様の来店時
- お客様がトイレから出てきた際
- おしぼりが汚れた際
おしぼりは丁寧に両手で渡しましょう。
お手洗いから出てくる際は、トイレの外で新しいおしぼりを持ってスタンバイしておきます。
テーブルではおしぼりをたたむのがマナー。
お客様のおしぼりが広がっていたら、たたんであげると好印象です。
2-1.おしぼりには種類がある
おしぼりは以下の3種類があります。
- つめしぼ(冷たいおしぼり):
- あつしぼ(あったかいおしぼり):
- かわしぼ(乾いたおしぼり):
季節ごとはもちろん、お客様の状態を観察しつつ、状況に合わせたおしぼりを活用しましょう。
③たばこ・灰皿に関するテーブルマナー
喫煙可能なキャバクラでは、たばこや灰皿の扱いも重要な要素です。
お客様がタバコを吸う際は、マッチかライターで火をつけてあげましょう。
マッチ・ライター共に、自分の近くで火をつけたあと、お客様のタバコに火をつけます。
その際は、もう片方の手を炎のそばに添えましょう。
また、マッチを擦る際は、火花がお客様の方へ飛ばないよう、擦る方向に注意してください。
灰皿は交換目安がお店によって異なり、吸い殻が2本で交換するのが基本ですが、1本ですぐに交換する店舗もあります。
交換方法は、以下の手順です。
- 新しい灰皿を吸い殻がある灰皿の上に重ねる
- 灰がまわないようにテーブルの端まで追いやる
- 吸い殻がある灰皿のみを回収し、新しい灰皿をテーブルに置く
灰皿の吸い殻の数は常に把握するのがマナーです。
④お酒に関するテーブルマナー
キャバクラの接客で避けて通れないのが「お酒」。
お酒に関しては、以下のようなマナーがあります。
- 乾杯時はお客様のグラスより自分のグラスが下になるようにする
- 乾杯時は片方の手でグラスを持ち、片方の手を下に添える
- お客様のグラスから水が垂れないよう、適宜水滴を拭く
- お酒を注ぐ際やボトルを置く際は、お客様に見えるようにする
- いただいたお酒は残さない
それぞれ確認していきましょう。
4-1.乾杯時のマナー
乾杯時は、以下の2点のマナーがあります。
- お客様のグラスより自分のグラスは下の位置で乾杯する
- 片方の手でグラスを持ち、片方の手はグラスの底に添える
最初は意識する必要がありますが、慣れれば体が覚えて自然とできるようになります。
4-2.適宜グラスの水滴を拭く
お客様のグラスから水が垂れないよう、適宜グラスの水滴を拭き取りましょう。
この際、自分用のハンカチを使用すると、女子力アピールにも繋がり好印象です。
4-3.お酒を注ぐ際やボトルを置く際は、お客様に見えるようにする
お酒のラベルに関して、以下のようなルールもあります。
- お酒を注ぐ際は、ラベルが上向きになるようにする
- ボトルをテーブルに置く際は、お客様にラベルを向ける
こうすることで、お客様にお酒の名前を覚えてもらえます。
マナーには意味があるので、しっかり意識しましょう。
4-4.いただいたお酒は残さない
最も大事なのが、「お客様から入れてもらったお酒を絶対に残さない」こと。
お客様からの印象はとても悪いので、テーブルを離れる際は必ず飲み切って、「ごちそうさまでした」と挨拶するようにしましょう。
⑤ヘルプ時のマナー
指名のキャストが離席している間に席に入る「ヘルプ」でも、マナーや暗黙の了解があります。
ヘルプの際は、以下に注意しましょう。
- 指名キャストを立てる発言を意識
- お客様と必要以上にベタベタしない
- ドリンクはおねだりしない
- 指名キャストのお客さんと連絡先の交換はしない
ヘルプは、あくまで指名キャストがいない間の「つなぎ役」。
指名キャストについて余計な話はせず、「〇〇ちゃん、ほんと可愛いですよね〜」など軽く立てましょう。
他のキャストのお客さんですから、ドリンクのおねだりや連絡先交換はNG。
あくまで「つなぎ役」として、その場の雰囲気を壊さず、楽しく盛り上げるのがヘルプの役割です。
キャバクラの「ヘルプ」とは?要注意ルールと実際の体験談を解説
⑥お会計時のマナー
お会計時は、テーブルでチェックを行います。
ボーイが伝票を持ってきますので、キャストがお会計の対応をしましょう。
領収書が必要かの確認を忘れず、お金かカードを受け取ったらボーイに渡せばOKです。
最後までお客様をしっかりお見送りし、接客の一連の流れは終了となります。
キャバクラでマナー違反をするデメリット
ここまでキャバクラのマナーについて解説しました。
キャバクラのマナーがわかっていないキャストは、以下のようなリスクがあります。
- お客さんにマイナスな印象を与える
- お店からの評価が下がる
- 他のキャストから嫌われる
それぞれ解説していきます。
①お客さんにマイナスな印象を与える
キャバクラにおいてマナーが守れないと、お客様からの印象が下がってしまいます。
他のキャバクラに行ったことがあるお客様であれば、「この店は前の店と違う」と比較されてしまうでしょう。
あなたの印象だけでなく、お店のイメージまで下げてしまいかねません。
②お店からの評価が下がる
キャバクラでは、マナー違反がないように研修をするお店も多いです。
そのため、それでもマナー違反を繰り返すキャストは、店舗からの評価が下がり、シフトの優先度を下げられるなどの恐れがあります。
そのほか、いいフリー客をつけてもらえなくなるなど、チャンスを失う可能性もあるでしょう。
③他のキャストから嫌われる
キャバクラは、同僚との連携やチームワークが不可欠な環境。
そのため、他のキャストが常に高いマナーを意識して働く中、注意を払わず独自のルールで行動することは、職場内で孤立を招く原因となります。
働きづらくなったり、いじめに発展したりすることも考えられるでしょう。
一人のキャストの粗相でお店のイメージも下がりかねないため、マナー違反は他のキャストにとっても迷惑な行為です。
キャバクラのマナーが難しい方は「キャバクラ派遣」がおすすめ
キャバ嬢として働くことに関し、負担を感じる方もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、キャバクラ派遣で働くことです。
キャバクラ派遣は、派遣会社を通じて様々な店舗で働くため、以下のようなメリットがあります。
- ノルマや罰金などのストレスがない
- 営業LINEや営業電話の負担がない
- キャスト間のいじめや派閥争いなどに巻き込まれない
- キャバクラならではの高時給が期待できる
- 基本的なマナーを押さえておけばOK
- シフトを自分のペースで入れられる
派遣は基本的に単発ですので、ノルマや人間関係を気にする必要はありません。
毎日のように出勤し、ノルマをしっかり達成できる方にとっては、普通に勤務した方が高収入が期待できるかもしれません。
しかし、メリハリをつけて稼ぎたい方や、マイペースに収入を得たい方には、キャバクラ派遣が圧倒的におすすめですよ。
まとめ
今回は、キャバクラのテーブルマナーについて解説しました。
キャバクラで接客をする際は、主に以下のシーンでのマナーを意識してみてください。
- 挨拶時のマナー
- おしぼりに関するテーブルマナー
- たばこ・灰皿に関するテーブルマナー
- お酒に関するテーブルマナー
- ヘルプ時のマナー
- お会計時のマナー
もしこうしたマナーを完璧に理解し、ノルマを達成していくのが難しそうと感じる方は、キャバクラ派遣で働くことを検討してみてくださいね。